2016/12/15 Category : 自作関連 煙突筐体を自作してAthlon 5350を完全無音ファンレスPCにした話 最近OblivionとSkyrimをPS3でやったのだが、その面白さに魅了されてしまった。 で、調べてみると、何やらPC版の方が色々カスタマイズできて楽しいんだそうだ。 で、以下の流れが始まる。 よし、じゃあMacでやるか。 ->Mac版ナイデス。 よし、Windows機買うか。 ->ゲーム用ハ高イデス。 じゃあ、10数年ぶりにAMD機自作するか(ここで自作のスイッチが入る) ->現行ノAMD物ハ魅力ナイデス。近々出ル新らいんなっぷヲ待ツベキデス。 いやいや魅力って・・ホラ、Athlon 5350なんか省電力でいい感じじゃん! ->省電力ダケド性能低イデス。 いやいやYoutubeにSkyrimのプレイ動画あったよ!ちゃんと動いてたよ! ->ウサンクサイ・・・べんちまーくノ結果ハ絶望的デス・・・ 5350いいじゃん!面白そうじゃん!だめだったら開発用とか録画サーバとかにするから! ->(当初ノ目的ヲ完全二見失ッテイル・・・) とまあだいたいこんな感じの自問自答があった末、ゲームの話は置いておいて、Athlon 5350 で省電力PCを作ろうということになった。なんかスイッチ入っちゃったのでしょうがない。 いろいろと省電力の構成を考えた結果、以下の構成に。CPU Athlon 5350M/B ASRock AM1H-ITXRAM 8GB DDR3 1600SSD 240GB電源 ACアダプタ せっかくなので、CPUクーラーをファンレスのAlpine m1 passiveにして(精神的に?)省電力化することに。静音化にも一役買うしいいチョイスじゃん。 ・・・静音化?・・・いや、無音化? と、ここまで来てムラムラと無音の虫が騒ぎだす。 PCケースもファンレスにすればファン0じゃん。回転部品0じゃん。無音じゃん。 ということで筐体をあれこれ見てみるが、なんか筐体探しってつまんない・・・ ->もういいや。自分で作ったれ で、つくったのがこれ。煙突効果を用いた、いわゆる煙突PCという、一部のマニアに人気の一品。・・・いや、実は煙突PCってのは煙突効果理論を用いたものであって、見た目が煙突って訳ではないのが普通なのだが、ダンボールでプロトタイプを作った際になんとなーくやってみたら結構効果があったので、思わず採用してしまったという物語。厚さ4mmのベニヤ板を木工用ボンドと金具でもりもりくっつけただけの物体(しかも実はまだ隙間だらけ)。材料費はホームセンターで2000円弱くらいだったと思う。これでファンレスPC筐体の出来上がり。冷却性能はというと、xsensorsによるCPU温度(CPUTIN)の計測結果はアイドル時: 室温+12℃程度(室温14-28℃で段階的に確認)CPU100%稼働時:室温+17℃程度(Prime95利用)ファン付きシステムとの性能差は分からないが、今の所実用上問題ないし、そこそこ満足している。あとは夏に向けて、CPU温度が一定の高さになったらファンをまわすハイブリッドにして安全性を高める予定。 因みにこの記事を書きながら測定したCPU温度は、 煙突PC 26℃ 煙突をはずすと 32℃ さらに天板穴をふさぐと36℃ 天板を全てとっぱらうと32℃ 「煙突ない方がいいじゃん!」という結果にならなくて良かったが、まだ「劇的!ブラボー!」と言えるほどの効果でもない。諸条件を煮詰めればもう少し性能を上げることは出来ると思うが、元の発熱量が少ないので慎重にやっていくことが肝要。まあボチボチやっていこうと思う。 ところで、このPCの消費電力は(サンワサプライTAP-TST8Nで計測) アイドル時およそ14W 起動時及び100%稼働時およそ25W OSはUbuntu 16.04。powertopを使ってkeyboardとmouse以外は省電力設定。 消費電力は正直物足りないので、色々調整してみたい。 PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword